海外志向の加速でニーズ高まる「グローバルM2Mネットワーク」の構築ポイント
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文◎藤井新吾(MCPC シニアモバイルシステムコンサルタント)
2011.12.13
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日本企業の間で急速に高まる海外志向。こうしたなか現地生産ではメンテナンス効率の向上、また輸出ではマーケティングのためのデータ蓄積手法が強く求められているが、これをITとNWの側面から支援するのが「グローバルM2Mネットワーク」だ。グローバルM2Mネットワーク構築のポイントを事例を用いて解説していく。
ビジネスのグローバル化の主たる目的は、「海外生産」と「輸出」である。これを達成していくためにはかなりの時間が必要となり、継続や運用といった側面から以下のような目的と課題に集約することができる。
| <目的> |
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<課題> |
| ・日本企業の海外生産加速 |
→ |
メンテナンス効率や事業継続性の向上 |
| ・日本製品や文化の輸出拡大 |
→ |
マーケティングリサーチのためのデータ蓄積と活用 |
以下では、これら2つの視点から、グローバルM2Mネットワークの必要性と構築ポイントを事例を用いて解説していこう。
グローバルM2Mネットワークの目的/課題と事例
今回、とりあげたグローバルM2Mネットワークは、日本国内での手続きでグローバルなM2Mに対応したネットワークと端末をワンストップで提供する「moderno(モデルノ)双方向性遠隔監視システム」を使ったエスプレッソマシンの遠隔監視ソリューションである。
その構成は図表1に示す通りだ。左下から(1)お客様(コーヒー炒豆卸業者)⇔(2)データセンター(サンデン)⇔(3)Global MNO(テレノア)⇔(4)Local MNO(現地国の通信キャリア各社)⇔(5)moderno端末(モデルノ:サンデン製の遠隔監視用モデム)⇔(6)Horeca(Hotel、Restaurant、Cafe)などに設置されたエスプレッソマシン、となっている。
| 図表1 moderno双方向性遠隔監視システムを使ったエスプレッソマシン遠隔監視ソリューション |
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同ソリューションを一言で言えば、世界中にあるエスプレッソマシンの稼動状況を遠隔監視するためのグローバルなM2Mシステムである。ポイントは、海外のモバイル通信方式をサポートした通信アダプタを使用している点と、グローバル展開する通信事業者のネットワークを使って日本のデータセンターへつないでいる点だ。
moderno端末はサンデンが開発したGlobal対応遠隔監視用無線通信モデム。
図表2のような外観で、シリアルインタフェースのみをサポートする「moderno.S」と、シリアルインタフェース+LANインタフェースをサポートする「moderno.M」がある。moderno.SにはGSMやGPRSなど海外のモバイル通信にも対応する機種があり、moderno.MにはGSM、GPRSに加えてW-CDMA、GPS機能に対応した機種があることからグローバルM2Mネットワークに適している。
| 図表2 moderno本体とオプション |
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