クラウド環境での課題
一方、クラウドコンピューティングの台頭でデータセンタのトラフィックパターンは変化し、その大部分を東西方向のサーバ間通信が占めるようになった(図表2)。その結果、「階層型のツリートポロジの課題」のところで説明したようにマルチホップによる遅延が増大するようになってきた。
また、仮想環境では負荷の増減にあわせて仮想マシンを動作させる物理サーバを変更できるライブマイグレーションがサポートされているが、ライブマイグレーションを実行するときはフラットなレイヤ2ネットワークになっている必要がある。しかも物理スイッチのVLAN、ACL(Access Control List)、QoS(Quality of Service)、セキュリティなどの設定は、移動元と移動先のスイッチポートの2つで同一でなければならず、再設定が必要になる場合にはネットワーク管理者の作業負担も増えることになる。
| 図表2 トラフィックパターンの変化 |
 |
| (出典:ジュニパーネットワークス) |
次回の第2回では、こうした課題をクリアするため、どのような最新技術が登場しているのか。次世代イーサネットの最新技術動向について紹介する。