ソフトバンク、次世代モバイルコアに「セグメントルーティング技術」を採用

シスコシステムズは2017年8月1日、ソフトバンクの次世代モバイルIPコアネットワークのプラットフォームとして、Cisco NCS 5500シリーズとセグメントルーティング技術が採用されたと発表した。

ソフトバンクは、既存網で使用していたコアルーターを100GE 576ポートの収容が可能なCisco NCS 5500シリーズに刷新。これにより、IoTやモバイルビデオなどで急増する帯域需要を支える次世代モバイルIPコアネットワークの構築が可能になるという。

また、シスコが提唱するセグメントルーティング技術の採用により、ネットワーク運用のシンプル化・最適化も図る。シスコによれば、セグメントルーティングでは、ネットワークをセグメントで表現し、パケットヘッダにセグメント情報を付加することで、LDPやRSVPを使用せず、IGPで直接セグメントIDの配布を可能とする。ラベル配布プロトコルも不要となるため、ネットワーク運用のシンプル化・最適化を実現できるという。

ソフトバンク 常務執行役員の牧園啓市氏は、「ソフトバンクは、常にサービス品質向上への取り組みを図ると同時に、コストを削減しながらネットワークの信頼性と機敏性を高めることに注力している。シスコの先進的なネットワーク技術とサポートによって、今後の帯域需要に応える次世代モバイルIPコアネットワークのプラットフォームを構築することができた。今後も引き続きシスコより、日本市場を牽引するサービス提供に向けた支援と協業を期待している」とコメントしている。

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